我が家では4キロAQUA(旧SANYO AQUA)の2槽式洗濯機を愛用しています。
2槽式だといわゆる標準コースというのが存在しないので、全部自分で設定しなければなりません。ということで、実際に色々なデータをもとに最強の洗濯について考えてみたという記事です。
・洗剤量は適量の半分
洗剤は無リントップを使っています
2槽式だと洗剤をきちんと溶かしてから洗濯物を入れれるので、コスパの良い粉末洗剤を使っています。
https://www.do-syouhi-c.jp/test/kira79jyuusou.pdf
北海道消費者センターの洗濯洗剤に対する調査グラフですが、グラフ3の通り実は洗剤半分と適量では汚れ落ちが10%しか変わらないのです。
すすぎ1回対応の洗剤では、限界まで界面活性剤の濃度が落とされているので、適量入れないと汚れ落ちないんですが、すすぎ2回の従来洗剤ではあまり汚れ落ちが変わらないので特段汚れてないものは洗剤半分にしてます。
最近発売された「アクロンスマートケア」という中性洗剤はすすぎ0でいいらしいのでほんとすごい時代だなと思います。
・洗濯時間は4分
https://www.haier.com/jp/markets/2020washing/product.shtml
これデータが古いので節水型の全自動式には当てはまらないのですが安物のノンインバーター方式の洗濯機であればおそらく4分で充分じゃないかと思っています。2槽式は全自動より汚れ落ちがいいので間違いなく4分で充分かと。
・すすぎはシャワーすすぎと注水すすぎの2回
洗濯が終わったら脱水槽に移して中間脱水をします。
脱水槽に移す→中間脱水(1分)→脱水槽に注水(シャワーすすぎ1分)→中間脱水(1分)→洗濯槽に移す→注水すすぎ(6分)
シャワーすすぎは意味ないという声も多いのですが、2槽式は脱水キャップをして注水すれば割と満遍なく水が行き渡るので一定の効果があるのではないかと思います。
https://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00088574#anc-library
消費者生活センターの発行していた雑誌「たしかな目」の1981年1-2月号によると、中間脱水1分→注水1分→中間脱水1分の工程を行う「東芝シャワーリンス銀河」について検証されていますが、確かな効果が認められているので、私もこれに倣ってシャワーすすぎをしています。
個人的な意見ですが、全自動式だと洗濯脱水槽に洗濯物がへばりついたまま真ん中らへんにひたすら注水していたりするので、設定からためすすぎへの変更した方がいいと思います。
ドラム式ならめちゃくちゃ効果的なすすぎ手法なので洗濯は奥が深いです笑。
シャワーすすぎが終わったら洗濯槽に移して注水すすぎを行います。
ためすすぎ2回と注水すすぎ6分は効果がほぼ同じなので、全自動式だったらためすすぎ2回やったほうが節水だったりしますが、2槽式の場合は移すのがめんどくさいのでさっさと注水すすぎにしてしまいます。実際見ていても一番濁らなくなるのはためすすぎ2回ですが、注水6分でもそれなりに綺麗になります。
合成洗剤なら多少甘くすすいでも大丈夫ですが、石鹸で洗濯する場合はもう少しやった方がいいかもしれません。
柔軟剤でしっかり香りつけたい場合には、最後の2分くらいで注水やめて柔軟剤投入→5分放置とかやっとけば結構香ります。
・脱水 3分
2槽式の洗濯機は全自動式の毎分850回転と比べて約2倍の1750回転でぶん回すため遥かに早く脱水することができます。
取説では3分推奨ですが、部屋干しなら5分 外干しなら2分とか柔軟にやればいいと思います。
しわとか考えたら2分でいい気がします 全自動式はどんどん脱水甘くなっていますし、、、
・最後に
一人暮らし向けの全自動洗濯機が5キロの洗濯物を洗うのに約60分かかるのに対して2槽式であれば20分もあれば洗ってそのまま干すことができるのが魅力です。(特にまとめ洗い)
20代とかの人で2槽式なんて欲しがる人は多分古い団地とかで防水パンの都合とかだと思いますが、うまいこと効率化すれば全自動より遥かに短時間で素晴らしい仕上がりになります。
おしゃれ着と普段着を分けて洗うことも簡単ですし、まあもし検討していれば案外使える相棒になるかもしれないです。
楽しい洗濯ライフを!
↓国立科学博物館の洗濯機の技術進化について