miniサイズ信者のユーザーはうれしい。初めてのiPadユーザーでも場合によってはうれしい。そんなプロダクトが出ました。iPadminiの新型 iPadmini5。筆者がさっそくレビュー!
ソニーのXperiaタブがなくなってから実に5年が過ぎた。Androidタブがかつての勢力を失うなか、iPadはどんどん進化していっている。
iPadProのリリースをはじめとし、低価格のiPad2017をリリース ユーザーからの支持を確実に集める中、取り残されていたラインナップがあった。
2015年にリリースされて以降 4年間にわたってモデルチェンジされずシーラカンス化していたiPadそうiPad miniだ!ラインナップ落ちするのではないかとここ2.3年ずっと言われてきた。そんな中突如モデルチェンジされたiPad mini5
iPad miniの第五世代となる iPad mini5は、過去最高の出来と言っていいでしょう。フルラミネーションディスプレイや反射防止コーティングなど、あれこれ強みとなるべき個性を模索してきたものの、iPad miniでたどり着いたのは、処理性能とコンパクトさという真にユーザーが求めるシンプルな答えでした。まだ完璧とは言えないところもありますが、iPad miniの登場でAppleはようやく miniユーザーは報われたと言っていいかと!
これはなに?:お手頃サイズのタブレット
価格:Wi-Fi版 64GB 45800(税別)128GB 62800円(税別) Cellular版は各15000円UP いい : 手頃なサイズ感、バッテリーもち 、A12搭載で高いコスパ
残念:第1世代touchID、ほとんど進化していないカメラ、微妙にカメラ位置が変わってしまった点
手頃なサイズ感!
まずはiPad miniの最大の強み、手頃なサイズから。このサイズ感はiPad mini以外では味わえません!両手で素早くローマ字キーボード入力できる点や、バンカーリングを付ければ、片手でも使えなくもないサイズ感など、iPad miniでしかない魅力もたくさんあります。
音楽聴いて、通話して、ブラウジングに、YouTube、ゲーム(PUBG)に使っていますが、このサイズは軽く(298g)メインで使っているiPhoneXSMAX(208g)と、比べてもiPadの中ではかなり軽い部類で、iPad Pro12.9でゲームやった暁には、重すぎて腕がかなりきついですが、iPad mini程度であれば、3.4時間ぶっとおしでPUBGやってても、全く問題ないです(おい)このサイズ感はiPad miniでしか味わえません。さすがのiPad Proもこの点ではかないませんね。iPad miniは持ち運びやすいのもよき! 持ち運び用のケースに入れて、どこえだって持ち運べてしまいます。電車の中でiPadを取り出すのは少々憚られますが、iPad miniならば朝の満員電車でもない限り躊躇せずに取り出せますし、周りの迷惑にもなりにくいと思います。
バッテリー持ち!
手頃なサイズでありながら、このiPad miniはバッテリーの持ちが驚くほど良いのです!
ゲームやYouTube ブラウジングが主な利用方法だが、このサイズからは、想像できないほど、充電が持つのだ。筆者が今までiPad Pro第二世代12.9 やiPad2018を使用してきて正直どれもそこまで違いは感じられなかったのだが、iPad miniはバッテリーが小さいため、電池持ちはiPhoneよりも気持ち良いくらいかと考えていた。しかし、
期待は良い意味で裏切られた。なんと他のiPadと同じくらい電池持ちが良いのだ。そう つまり iPhoneと比べると断然充電は持つのだ。
使用頻度としては、1日4時間ほどしか使用していない iPhoneは9時間も使用しているので、圧倒的にiPhoneのほうが使用頻度は高いのは承知だが、iPhoneではゲームをやらず殆どがSNSやミュージックであるが、iPadはハードにゲームをやっていても1日4時間程度の使用であれば、3日は充電しなくても使用することができる。
因みにiPadの充電が切れそうになった時でも安心だ、iPad Air3と同じく30wの急速充電に対応しているのだ。充電には、別売りのtypeC to Lightningのケーブルと30w出力対応のACアダプターが必要だが、圧倒的に速い充電で、iPhoneと同じく30分で50%の充電に対応している。
因みにiPhoneの急速充電は18wなので、iPhone8には充電速度で負けてしまうものの iPhoneXSMAXと比べると速度自体はiPad miniの方が勝っている
以前筆者は、iPad 6を使用していたことがあったのだが、充電がiPhone7
などと同じ12wまでしか対応しておらず、めちゃくちゃ充電に時間がかかっていたので、この急速充電対応は、iPadの無印から乗り換えるユーザーからすると新鮮かもしれない
A12搭載で圧倒的なコスパ!
Apple pencilという強力な武器を手に入れた
このiPad miniが発売された時、私は目を疑った
なぜなら
A12チップ搭載で4万5千円とかウソやろ⁉︎
と思ったからだ
今では、更なる進化を遂げたA13チップがiPhone11シリーズに搭載されているが、このiPad miniが発売された当初は、まだ最新のチップで 4万円代でiPhoneXSと同等の性能があることに対してとても驚いてしまった
A12の性能は2020年となった今でも圧倒的で、PUBGなどの比較的重いゲームであってもスムーズに動作する(因みに筆者のおすすめの画質設定は スムーズ 極限だ)
非常に快適で、今App Storeに並んでいるゲームで動作しないものはないと言い切れるほど、性能は良い
これが4万円代なのだから、iPadをゲーム機として使いたがっている中高生には無印と比べて格段に性能の良い(無印はA10チップ搭載でiPhone7と同等の性能)iPad miniをお勧めしたい。
ここまでの説明で、多くの方はいかにiPad miniのコスパが優れているかについて理解していただけたかと思う
だが、ここまで言ってきてなんだが、完璧な製品は存在しない
かなり少ない(むしろ見つける方が難しい)デメリットについて説明しよう
第一世代のtouch ID!
書いておいてなんだが、確かにiPhone7の第二世代touch IDと比べてしまうと認証に時間がかかるのだが、同じ第一世代のtouch ID搭載のiPhone5sのように遅くて 中々認証がうまくいかずに結局パスコードで解除してしまうようなことはない
本体の処理性能が上がっているのか、純粋に若干touch IDの性能が上がっているのかはなぞだが、少なくとも認証に失敗しまくることは少ないように感じる
ただ、更に上の性能を持つ第二世代touch IDがあるにも関わらず、第一世代を搭載しているため、一応デメリットとして記載しておく。
微妙にカメラの位置が変わってしまった!
本当に若干ですけど、マイクの位置とカメラが微妙に動きました
YouTuberのゆきりぬさんも仰っていたのだが、iPad mini4のケースとiPad mini5は互換性がない
そう 同じように見えるカメラの位置が微妙にズレているのだ
カメラの性能がたいして変化してないのだから、位置がそのままであればiPad mini4を使っているユーザーさんも同じケースが流用できるのだが、ここはかなり残念なポイントだ
Appleとしては、何か事情があったんでしょうけど、ほんとなんで微妙に位置を変更したのか...
総評「迷ったら買うべき」
Apple製品はリセールバリューがかなり良いので、万が一「iPad7の方が自分の使い方には合ってたかな?」という場合には、メルカリなりヤフオクなりで売れば、iPad7くらいの価格にはなるであろう
・初めてのiPadを検討している
・ゲーム機としてiPadが欲しい
というユーザーさんには、非常におすすめできるであろう
その一方で
・とにかく大きめのiPadが良い
・パソコンの代わりにiPadを導入したい
・最新のものではないと気が済まない
そんなニーズにiPad miniは残念ながら答えることはできない
はっきり言って、iPad mini4をチップだけiPhoneXS並みにしただけで、ハード的には初代のiPad miniから変化していないといっても過言ではないし、パソコン並みに大画面を求めるユーザーさんには、ネットブックサイズにも満たないiPad miniは使うのに少々無理があるように思う。
そうしたニーズのために、iPad ProやiPad Airがラインナップにはある
是非とも、iPad miniではなく別のシリーズのiPadや、パソコンの代わりとしてはマイクロソフト社のSurface GoやProなどをおすすめする
それでも気になるのであえば、是非ともお近くのApple Storeや取り扱いのある家電量販店 ケータイショップに立ち寄って 手にとって見てほしい
きっと感動するはずだ
この完璧なまでに完成されたサイズに
因みにこの記事は、iPad miniにMagic KeyboardとSurfaceArc mouseで書いている
矛盾しているかもしれないが、文字入力をメインとするのであれば、パソコンがわりとして使えるかもしれない
最後に一つ
このサイズ感 やっぱり最高だ!